【しっかり解説】共通テストとは

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この記事では

・進学に必要な共通テストについて知りたい
・オンライン出願がどんなものか知りたい

という人のために、共通テストのしくみについて解説します

01・共通テストってどんなテスト?

共通テストってよく聞くし、必要だってわかってるけど、
なんで必要なのかよくわかっていない
という人も多いのではないでしょうか。

共通テストが必要な理由はいくつかありますが、
まず初めに、共通テストの概要についてお知らせします。

共通テストは以前はセンター試験と言われていたもので、
正式な名称は「大学入試共通テスト」と言います。

実施は例年、1月の中旬の土日に実施されます。
両日とも1日がかりで試験を実施しており、
全国約45万人の受験生が一斉に受験をする、
日本で最も大きな試験となります。

教科は国語、外国語、数学、理科、地歴、公民、情報となっています。

共通テストは国公立大学の1次試験として利用されており、
私立大学でも、国公立大学と同じ様に1次試験として利用したり、
共通テストの結果で合否を判定する「共通テスト利用」という受験方法もあります。
専門学校でも、共通テストの結果を利用する学校があります。

まとめると、共通テストは

「全国の高校3年生、浪人生が一斉に受験をする日本最大のテスト」です。

02・出願の仕方

令和7年度の試験までは紙、そして所属高校からの一括出願が主な出願方法でした。
しかし、時代に合わせて、

出願方法がオンラインに切り替わりました。

オンライン出願になったことによる、メリット・デメリットについてお伝えします。

【メリット】

①学校に縛られない出願が可能になった
②時間に縛られない出願が可能になった
③自宅からの出願が可能になった

【デメリット】

①受験生の責任が大きい
②浪人生にとってはより責任が大きい出願方法になった
(現役生は出願の状態を高校の先生が把握することが可能なため)

03・共通テストを利用する場面

【国公立大学】

国公立大学から見た共通テストはこのようなものになります。

・原則、共通テストの受験は必須
・共通テストの受験科目は多い
(文系→国語、外国語、地歴or公民の中から2科目、数学、理科は1科目、情報)
(理系→国語、外国語、地歴or公民の中から1科目、数学、理科は2科目、情報)
・共通テストは国公立大学の1次試験にあたる
・共通テストの点数によっては合格がかなり遠くなることがある
・前期日程、中期日程、後期日程でそれぞれ1つの大学にのみ、出願することができる

【私立大学】

私立大学からみた共通テストはこのようなものになります。

・共通テストの受験は任意
・受験科目数は少なくて済む場合がほとんど
(例・文系→国語、外国語、地歴or公民から1科目の合計3科目など)
・共通テストの利用方法は複数ある

共通テストの利用方法は以下のようになります。

・国公立大学と同様に1次試験として、テストの点数を利用する
・『共通テスト利用』は共通テストの点数のみで合否を判定する
(この場合は、追加の受験は不要で、出願をするのみ)
・『共通テスト利用』では、複数の大学に同時に出願することができる
(出願数に制限はないが、出願するためにはお金が必要になるため、計画的に出願する)
・『共通テスト利用』の科目数も大学による

【短期大学】

短期大学は上記の大学と同様になります。
設置者による違いは大学と同じです。

【専門学校】

専門学校で共通テストを課す学校は少数派です。
一般的には、専門学校独自の学科試験や作文を課すことが多くなっています。

また、専門学校は入学試験の開始時期が大学よりも早いことが多いため、
共通テスト利用前の受験も視野に入れて検討すべきです。

04・配慮申請

共通テストでは、障害のある学生に対して、配慮申請を受け付けています。

配慮申請とは、試験における合理的配慮のことを指します。

障害があっても、他の学生と同じように評価を受けとれるようにしたものです。

申請は出願とは異なり、郵送のみで受け付けています。

申請の時期は例年8月の中旬からスタートします。
申請には必ず、診断書と状況報告書が必要になります。

そのため、申請を検討している生徒は、この時期に間に合うように、
医療機関を受診する必要があります。

申請ではおもに、
試験時間の延長、代筆、リスニングの免除、別室の設定などがあります。
ほかにも、それぞれの障害に応じた配慮項目が細かく設定されています。
他の出願内容とは方法や時期が全く異なるため、
注意が特に必要になってきます。

まとめ

共通テストは令和8年度試験より、大きく出願方法が変わりました。
情報をよく確認して、各自で出願することが大切になってきます。

また、出願後の試験、
試験後の各大学への出願と、
ずっと気を抜くことができません。

共通テストの出願前、つまり、高校3年生の夏前までには
しっかりと自分の進路の方向性を固めておきましょう。

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