この記事では
・専門学校って数が多くて、どう選んでいいのかわからない
・どんな人が専門学校に向いているか教えてほしい
という人のために、専門学校のしくみについて解説します
01・専門学校について
「「専門学校」って意外に見かけるな」
「専門学校って美容師のイメージが強いんだけど、美容師の学校しかないの?」
「就職に強そうだけど、そのイメージって間違ってないの?」
そんな不安を抱えているみなさんの不安をこの記事で解消していきます。
専門学校のポイントは以下の4つです。
STEP1:在籍年数は2〜4年
STEP2:就職したい分野が決まっている人が進学する
STEP3:時間割は専門学校側が決める
STEP4:同じ種類の学問が学べる時、比較するポイントはどこ?
STEP1:在籍年数は2〜4年
専門学校の在籍年数は2年〜4年です。
「2年間のイメージがあった」という人は実は多いのではないでしょうか?
専門学校は2〜3年間の在籍で卒業の場合は「専門士」という資格が得られます。短期大学卒業と同様の証明になります。
4年間の在籍で卒業の場合は「高度専門士」という資格が得られます。大学卒業と同様の照明になります。また高度専門士は大学院への編入も可能です。
専門学校の在籍年数は本人がどれぐらいの長さで学びたいかという点も大切なポイントですが、さらに上級学校に編入する際にポイントが異なるという点があります。
ここまでお話をすると「ややこしい!」「どっちでもいい!」となってしまう人もいるかもしれません。
ここで大切にしてほしいポイントは2つです。
①どれくらい、学生生活をしたいのか(どれくら学びたいのか)
もし、修業する年数が選べるとしたら、何年を選びたいですか?
・学ぶ時間は短い方がいいな
・じっくり学びたいな
・早く社会に出たいな
・長い時間があったほうが、実習がたくさん行けそうでいいな
など、思いは人それぞれだと思います。
選ぶ余地がある以上、ぜひ、考えてみてください。
②専門学校卒業後、さらに上級学校へ編入したいと考えているか
専門士は短大と同様の資格、高度専門士は大学と同様の資格です。
専門学校卒業後、大学や大学院への編入の余地を残しておきたい場合は、自分の可能性を潰さないように、専門学校を選んでください。
STEP2:就職したい分野が決まっている人が進学する
この点は非常に重要です。大学や短期大学を選ぶ時と異なるポイントになります。
専門学校は社会への即戦力を養う場所です。
美容専門学校であれば美容師、製菓専門学校であればパティシエのように、基本的に専門学校へ進学したあとの就職先はある程度絞れています。
それはつまり、違う分野を希望した時にはなかなか進路変更が難しいことが現状です。
専門学校は大学と異なり、教養科目ののような科目はなく、より社会の即戦力になるよう、実践的な学びが中心です。
高校卒業後、進学する時に、なりたい職業が明確な場合はとても有意義な学生生活を送ることが可能だと思います。
一方、「なんとなく」という気持ちは、進学後に有意義な時間になるか、苦しい時間になるかは賭けになってしまいます。
例えば、なんとなく美容専門学校に進学をした。
①美容師の面白さに目覚めて、進学してよかった!将来は自分のお店を持ちたいと思う!
②自分には向いていないように感じた。でも学校の勉強は美容師になるためのものばかりで、進路変更が難しかった。
みなさんはどちらになりたいですか?
できれば前者がよいと思う人が多いとは思いますが、まずは「なんとなく」で進学することを避けることが大切です。
「自分は将来、この仕事に就きたい!」と思えた時に、ぜひ、専門学校への進学を決意してください。
専門学校一覧はこちらを参考にしてください。
https://www.mext.go.jp/a_menu/shougai/senshuu/1332563.htm
STEP3:時間割は専門学校側が決める
時間割や履修は基本的に専門学校側が決めます。
大学や短期大学は自由に履修を選べる部分がありますが、専門学校にはその部分はありません。
専門学校は先述の通り、就職したい分野を決意して入学してくる学生がほとんどになります。その分野に関する実習も多く実施されます。
実習以外にも、その分野で必要な資格取得に関する特別講座を開講している場合も多いです。
時間割は高校生活までと同じような形かと言われると、その答えはNOです。
時間割は専門学校ごとに特徴があります。
・高校生活と同じように、座学が中心
・朝のスタートが遅く10時スタート
・午後は授業がなく、アルバイトに行ったり、資格の特別講座を受けられる
・2年間は座学中心で、3年目は実習中心
・午前中は座学で、午後はグループワーク中心
などなど、専門学校は同じ分野を学べる学校が複数あるため、時間割に特徴を持たせている専門学校も多いです。事前に入学前にきちんと1日の流れを確認しましょう。
STEP4:同じ種類の学問が学べる時、比較するポイントはどこ?
専門学校は都道府県に複数設置されています。
美容、IT、製菓、製パン、ペット、外国語、鉄道…など専門学校は同じ業界の専門学校が複数あります。
こんな時はみなさん、どこを比較して選びますか?
選ぶポイントをいくつかご紹介します。
①自宅から通う距離、方法、時間
②一人暮らしをするかどうか、するのであれば生活しやすい地域か
③学費
④在籍が必要な期間
⑤時間割(何時から何時まで授業があるか、土曜日に授業はあるか)
⑥実習時間
⑦卒業生の就職先(自分が就職したい企業などはあるか)
⑧特別講座の有無(資格取得にむけて支援があるか)
⑨オープンキャンパス時の雰囲気が自分に合うか
⑩先生方は自分と合うか
同じ業界の専門学校であれば、比較検討をして、より自分にマッチする学校を選ぶことができます。これが専門学校を選ぶメリットです。
一方、全国でかなり少数の専門学校も存在します。
さかな、ジュエリー、製図、すし、指圧…など⦅ここにしかない!⦆という専門学校が全国にあります。このような専門学校でしか学べないことが選択肢として一番重視する点になる場合があります。
この場合は、一人暮らしや学費など、選べるのであれば避けたいような選択肢もあるかもしれません。しっかりと自分と向き合い、家族と話し合って進路を選びましょう。
まずは自分の中で専門学校を選ぶポイントを精査しましょう。
そして、譲れない点、これは妥協できるなと思う点をあげてください。
自分にとって最善の選択ができるように考えてみましょう。
まとめ
専門学校は以下の場所です。
・専門学校は2年〜4年間在籍して、社会人としての技術を学ぶ場所
・進学する時点で就職したい業界を絞れている状態で進学しましょう
・比較するポイントを整理し、自分に合う学校を見つけましょう
専門学校では在学中に、一定以上の技術を身につけます。進路選択でミスマッチが起きないように、高校在学中から十分に考えて選びましょう。


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