この記事は
・受験の出願方法について詳しく知りたい
・インターネット出願についてよくわからない
という方のために出願の方法について詳しく解説します。
01.受験料とは
「受験料」とは、一言で言うと「試験を受けるために、その運営元(学校や団体)に支払う手数料」のことです。正式には「入学検定料(にゅうがくけんていりょう)」と呼ばれます。単にテストを受けるための料金というだけでなく、いくつかの重要な意味と役割を持っています。
1. 受験料の主な役割
なぜお金を払う必要があるのか、その主な理由は以下の通りです。
- 試験運営の経費: 試験会場の借り上げ、問題の作成・印刷、試験監督の人件費、答案の採点・集計、合否通知の発送などに使われます。
- 事務手続きの手数料: 出願書類の確認や受験票の発行など、膨大な事務作業を処理するための費用です。
- 志望の意志確認: 無料にすると「とりあえず全員申し込む」という事態になり、会場確保や採点がパンクしてしまいます。有料にすることで、本当にその学校を志望している人を判別するフィルターの役割も果たしています。
2. 知っておきたい「返金のルール」
受験料は、一度支払うと「原則として返金されない」のが一般的です。
- 返ってこないケース: 「寝坊して試験を受けられなかった」「体調を崩した」「併願校に受かったので受けるのをやめた」といった自己都合の場合は、基本的に返金されません。
- 返金される例外ケース:
- お金を振り込んだが、書類を提出しなかった(出願しなかった)。
- 間違えて2回振り込んでしまった(二重払い)。
- 出願資格がないことが判明し、受理されなかった。
- (国立大学など一部で)第一段階選抜(足切り)で不合格となり、2次試験を受けられなかった場合。
3. 支払い方法と注意点
最近はインターネット出願(Web出願)が主流になっています。
- 支払い手段: クレジットカード、コンビニ決済、銀行ATM(Pay-easy)、ネットバンキングが主です。
- 事務手数料: 受験料とは別に、1回の決済につき数百円〜1,000円程度の事務手数料がかかることが多いです。
- 期限: 「出願期間」と「支払い期間」が異なる場合があります。特に**共通テストは出願が秋(9月〜10月)**と非常に早いため注意が必要です。
02.インターネット出願
インターネット出願(Web出願)とは、従来の紙の願書を郵送する代わりに、パソコンやスマートフォンを使って大学や高校の専用サイトから申し込みを行う仕組みのことです。
現在は多くの大学や私立中高、さらには一部の公立高校でもこの方式が主流になっています。
1. インターネット出願のメリット
- 24時間いつでも出願できる: 締め切り最終日の夜でも、自宅から手続きが可能です。
- 記入ミスを防げる: 入力漏れや形式エラーがあると画面上で警告が出るため、手書きに比べてミスが激減します。
- 受験料が割引される: システム化によるコスト削減分を還元し、紙の出願より数千円安くなる学校があります。
- 併願の手続きが楽: 一度基本情報を入力すれば、複数学部の出願時に再入力の手間が省けます。
2. 必要なもの・準備しておくこと
出願をスムーズに進めるために、以下の5点をあらかじめ準備しておきましょう。
- メールアドレス: 登録完了通知や受験番号が届きます。
- 顔写真のデータ: スマホで撮った写真や、スピード写真機でダウンロードしたデータを使います。
- プリンター: 「受験票」や「宛名ラベル」を印刷するために必要です(自宅になければコンビニのネットプリントでOK)。
- 調査書などの書類: 出願はネットですが、高校が発行する「調査書」などは別途郵送する必要があります。
- クレジットカードや現金: 受験料の決済に使います。
3. 手続きの全体的な流れ
「ネットで完結」と思われがちですが、実は最後に**「郵送」**があるのが落とし穴です。
- マイページの作成: 志望校のサイトで氏名や住所を登録。
- 出願情報の入力: 志望学部、試験日程、選択科目などを選びます。
- 受験料の支払い: クレジットカード、コンビニ、ATM(Pay-easy)などで支払います。
- 必要書類の郵送: ここが最重要! 調査書などを封筒に入れ、サイトから印刷した「宛名ラベル」を貼って、郵便局から簡易書留などで送ります。
- 受験票の印刷: 大学側で書類が受理されると、マイページから受験票がダウンロードできるようになります。
4. 注意点
【重要】「ネット送信=出願完了」ではありません! 画面で入力を終えても、「受験料の支払い」と「書類の郵送」の両方が期限内に完了しないと、受験票は発行されません。特に書類の郵送は「消印有効(その日の郵便局のハンコがあればOK)」か「必着(その日までに届かないとダメ)」かを必ず確認してください。
03.郵便の出し方
出願書類の郵送は、普段の郵便とはルールが異なります。大切な書類を確実に届けるため、以下の手順とマナーを必ず守るようにしましょう。
1. 準備するもの
- 封筒: 「角形2号(A4が入るサイズ)」の白い封筒が一般的です。
- ※インターネット出願の場合、専用の「宛名ラベル」を印刷して貼るタイプが多いです。
- クリアファイル: 書類が折れたり濡れたりするのを防ぐため、すべての書類をまとめて入れます。
- のり・印鑑: 封をした後に「〆」を書くためのサインペン。
2. 封筒の書き方(宛名ラベルがない場合)
宛名ラベルを印刷する場合はそれを貼るだけでOKですが、手書きの場合は以下に注意します。
- 表面: 中央に大きく学校名を書き、末尾は「行」ではなく「御中(おんちゅう)」と書きます。
- 例:〇〇大学 入試事務局 御中
- 左下に赤字: 「願書在中」と赤のペンで書き、四角く囲みます(スタンプでも可)。
- 裏面: 左下に自分の住所と氏名をハッキリ書きます。
- 封印: のり付けして閉じたら、中央に「〆」(しめ)と書きます。
3. 郵便局の窓口から出す(重要!)
ポスト投函は絶対に避けましょう。
- 「簡易書留(かんいかきとめ)」で送る: 郵便局員さんに「願書を簡易書留でお願いします」と伝えればOKです。引き受けた記録が残り、万が一の紛失時にも補償があります。
- 「速達」を組み合わせる: 期限が近い場合は「速達・簡易書留」にします。
- 受領証を保管する: 窓口で渡される「控え」は、受験票が届くまで大切に保管してください。
4. 「消印有効」と「必着」の違い
ここを間違えると、最悪の場合受理されません。
- 当日消印有効: 期限の日の夜までに、郵便局の窓口で受け付けてもらえばOK(後日届いても大丈夫)。
- 当日必着: 期限の日までに、学校に届いていなければならない。
- ※「必着」の場合は、余裕を持って期限の3〜4日前には発送しましょう。
【チェックリスト】
- [ ] 調査書や写真など、同封忘れはないか?
- [ ] 書類の向きは揃っているか?(クリアファイルに入れると親切)
- [ ] 郵便局の窓口が開いている時間に行けるか?
まとめ
出願の方法は10年前と比較して大きく変化しています。
また、出願方法は学校によってさまざまです。
必ず、学校ごとの出願方法を調べ、間違いの内容に出願しましょう。
出願は受験の第一歩です。


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